ベースと機材と私 その5
- 変更ポイント
- FUJIGEN NCJB-EC/TT-AL/SBL(ベース)
- 足元関係
- KORG Pitchblack (チューナー)
- MAXON CP9Pro+(コンプレッサ)
- XOTIC Bass BB Preamp(プリアンプ)
- Custom Audio Japan AC/DC Station III(パワーサプライ)
- シールド
その7 2017-01-02 http://flan.hateblo.jp/entry/2017/01/02/015248
その6 2016-05-23 http://flan.hateblo.jp/entry/2016/05/23/001613
その4 2014-11-30 http://flan.hateblo.jp/entry/2014/11/30/022353
その3 2014-02-04 http://flan.hateblo.jp/entry/2014/02/04/150641
その2 2013-08-01 http://flan.hateblo.jp/entry/2013/08/01/001815
その1 2011-02-03 http://flan.hateblo.jp/entry/20110203/1296667905
変更ポイント
足元のコンプレッサーをMAXON CP101からMAXON CP9Pro+へ。
E.W.S. BMC(Bass Mid Control)を外す。
FUJIGEN NCJB-EC/TT-AL/SBL(ベース)
Body | Alder 2 Piece |
---|---|
Neck | Timeless Timber Maple 1 Piece , Smooth Grip |
Finger Board | Rosewood , CFS , 432mm Scale , 20F |
Peg | GOTOH GB640 |
Bridge | Fender USA Vintage Spiral |
Circuit | Passive |
Pickup | Seymour Duncan SJB-1 Set |
3Control | 2 Vol , 1 Tone (USA Assy , Orange Drop) |
Weight | 3.8kg |
以前のアクティブベースが、電池を交換するたびに電池ボックス周辺で断線を繰り返していたので、パッシブベースを買うことを決めた。
以前のベースがFUJIGEN製で扱いやすかったので、意を決して池袋のフジゲンカスタムハウスへ。
ベーシックなパッシブのジャズべ、ポップなカラー、頑丈で艶消しの扱いやすいネック、軽いボディ・・・
だいぶ予算オーバーで迷って、迷って、迷った挙句、手ぶらでは帰れないと、連れて帰ることを決意。いまはあの時決めておいてよかったと思っている。
2014年リニューアル前のFUJIGEN Neo Classicシリーズのジャズベース。
フジゲンカスタムハウス特別仕様の1本限りのオリジナルコンポーネントモデル。
このオーダーメイドのような、同じものを持っているひとは他に誰もいない感が持ってて誇らしく、愛着がわく。
見た目よし、軽量で弾きやすい、そして60年代王道Fenderジャズベースサウンド。
これから共に歩んでいこうと決めた相棒。
スペックひとつひとつ書いていく。
ボディ
重い、硬い、小さいほうが硬くドンシャリ寄りな音で、立ち上がりが早い傾向。
それを踏まえて、60年代Fenderジャズベースが代表的な王道のこのアルダー。
アッシュに比べ、ミッド寄りで甘いトーン、立ち上がりはちょっと遅めのイメージだったけれど、思ったよりはっきりとした出音で立ち上がりも遅くは感じない。
ちゃんと鳴るアルダーは硬い音、重い音こそ難しいけれど、広い範囲で鳴ってくれるし、素直で立ち上がりも早い。メタルやスラップガシガシでなければいろんなジャンルに対応してくれそう。
ネック
FUJIGEN特製、Timeless Timber。
黒ずんだ独特の木目。普通のメープルとの違いは音では感じないけれど、チューニングのズレが小さいので反りには強そう。
そしてSmooth Grip。ネック裏を塗装後、ヤスリで荒らしてサラサラとした手触りに仕上げたネック。
引っかかりづらく、汗を書いても滑りにくい。一度これに慣れるとこのネックじゃないと弾けなくなる。
音は補正が効くけど、弾く感触だけはベース本体で決まるので重要なポイント。
指板
すぐ汚れそう、手入れが難しそうという印象から敬遠していたローズウッド。
ただ使ってみると手触りがよく、弾きやすい。そして見た目も締まって見えて良い。
こまめにクロスで拭いてあげること、乾燥時はレモンオイルで保湿。
手入れ自体は難しくないが、正直少し面倒。でもそこは愛着でもって。
ペグ
GOTOH製の軽いペグ。
音から考えると弦の振動を余すことなく伝えるためにはゴツくて重いほうが良いけれど、重いと持った時ヘッド落ちて弾きづらい。
全体の音のバランスもあるけれど、ボディがアルダーで軽量なら、少しでも軽くなるペグを付けるのはいい選択。
ブリッジ
以前のベースはBADASS BASS Ⅱだったので、クラシックなブリッジはちょっと不安があった。けれど、この選択も正解。ここにごっついブリッジつけちゃうとブライトに寄り過ぎちゃって、アルダーらしい温かみのある音が消えてしまう気がする。
そう思うとFenderジャズベースってパーツからなにやらすべて完成されてる。
足元関係
KORG Pitchblack(チューナー)※写真右
MAXON CP9Pro+(コンプレッサ)※写真中央
XOTIC Bass BB Preamp(プリアンプ)※写真左
の順で接続してる。
それとCustom Audio Japan AC/DC Station III(パワーサプライ)※写真右上
KORG Pitchblack (チューナー)
チューニング精度から考えてシールドから取るチューナーが欲しい、ミュートのオンオフが足元で出来ると何かと便利という理由で足元にはチューナーを置きたい主義。
始めは安物を置いていたんだけど、結局KORGのPitchblackに。
手元にあるチューナー、クリップチューナーがKORGなので、見慣れたKORGに。表示モードが選べるのと、赤・緑・黄色の色使いが見やすい。この辺は好みによると思うけど。
MAXON CP9Pro+(コンプレッサ)
コンプレッサです。
このコンプレッサという代物,音量の粒をそろえてくれる。
弱い信号は持ち上げてある程度のところまで強く,強い信号は潰してある程度のところまで弱く出してくれる。だからサスティーンも持ち上げることで長く伸びる。
スラップ,指弾き,ピック弾きの音量差を軽減したり,下手くそな2フィンガーをある程度聴けるレベルに補正してくれる(汗)優れもの。
ただ、コンプレッサの機能としてはそうだが、音の変化は音量だけではない。
使っている素子や回路によって持ち上げ方、潰し方が異なり、それが音色に影響が出てくる。
音量以外に、つなぐと輪郭がはっきりする、アタック音が増す、音の立ち上がり・立ち下がりが早くなる、遅くなるなど・・・。ベースに比べてギターのほうがとそういう目的でつなぐことが多そうなイメージ。
で。MAXON CP9Pro+について。
以前のCP101も良かったけれど、もっと積極的な効果、バッファとしての効果を期待してCP9Pro+に。
とにかくいい買い物をした。最初からこのコンプにしておけば、出会っていれば悩まなくてすんだのかも…。
まずはバッファ(ブースター)として。
コンプの紹介だけど、まずはバッファ(ブースター)として書いていく。ベースをパッシブに変えてから高インピーダンス(電圧に対して電流が弱い)による弊害、具体的にはノイズが多い、音量を稼げない、ベース本来の、プリアンプのキャラクターを出し切れていない、全体的に音量が不安定で抜けが悪い…というのに悩まされてきた。
CP9Pro+はDC-DCコンバータによる内部昇圧(9V→18V)の効果もあってか、コンプをかけてなくても、ゲインを上げなくても音が太くなる、音量が安定する。
ベース本来の、プリアンプのキャラクターが出てきて、ゲインを上げて無理に音量をかせぐ必要が無くなりノイズやクリップ音にも悩まされることが無くなった。コンプが目的なのに、これだけでも相当満足。
音量が安定した分、E.W.S. BMC(Bass Mid Control)はかけると歪んだり、不自然さが出てきたので外した。
コンプとして。
圧縮後の音はとても素直。パコパコ、バキバキせず、輪郭が少し丸くなったような温かい音。ドンシャリ系こそ向かないかもしれないけれど、幅広いジャンルに対応できると思う。
コントロールノブは、THRESHOLD(かかり始めの基準レベル)、RATIO(圧縮の比率・具合)、GAIN(圧縮後の音量)の3つ。コンプの要素としてほかにもATTACK TIMEとRelease Timeがあるが、これは感覚的に捉えづらく設定が難しい気がする。それからするとこの3つというのが理想的なのかも知れない。
そして購入の決め手となったREDUCTIONインジケータ。圧縮具合が大きいとLEDが点灯して効果がかかっていることが視覚的に把握できる。視覚と聴覚と合わせて確認できるからTHRESHOLD、RATIOのセッティングがしやすい。
これでコンパクト、20,000円以下、国産。非の打ちどころがないぐらい。
唯一あるとすれば、580g(電池含む)と若干重めなことぐらい。
セッティングはTHRESHOLD:-25 RATIO:2 GAIN:5
取説のフィンガーベースに習い、THRESHOLDは低めにして強いピッキングの時にかかるぐらいのコンプとリミッターの間ぐらいに設定。RATIOも弱めにして自然さを重視。GAINはオンオフの音量差が無いぐらいにして、積極的に上げたりしない。
自然さを追求しつつ、リミッター的なかかりを期待したセッティング。
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XOTIC Bass BB Preamp(プリアンプ)
プリアンプです。プリアンプについて推測を含む持論を。
ギターも,ベースもそのままじゃパワー不足でスピーカーを鳴らすことはできない。
試しにジャックにヘッドホンを直接挿しても聞こえない。
ベースから出ている信号を受け取って,アンプで増幅して,それをスピーカーに渡すことでようやくスピーカーで音が鳴る。
ということで音色を決める要素としてベース本体から出る信号も重要だけど,鳴らすスピーカーも重要だけど,アンプでどう増幅させるかっていうところで大きく左右される。
で,プリアンプっていうのはアンプの前にちょこっと増幅するための代物。pre-amp。直訳してあらかじめ増幅。
このちょこっと増幅するときにさっきの音色の要素を整えてやろうっていう魂胆。
安定して好みの音色を出し続けたいならアンプ持ち歩けば万事解決なんだけど,そりゃ無理。スタジオも毎回同じアンプが選べるかっていうとそれも難しかったりする。
そこで持ち運べる手のひらサイズのプリアンプで音色が固まるなら,どんなアンプでも狙った音色が出しやすいっていうことになるんじゃないかな。
実はベース本体にプリアンプを内蔵したやつがあって,それがアクティブベース。電池が入ってるベース。ベースに限りなく近いところで増幅させて音色を決めてしまえば,音色は安定するし,最後でガツンと増幅させるよりノイズも乗りにくい。
あとは電源のあるエフェクターは大なり小なり増幅効果があるので全部プリアンプっていえばプリアンプなのかも。
そういった意味で広げるとプリアンプって数え切れないほどある。単に増幅するもの,アンプに近い音色をつけるもの,増幅量が大きくて歪むもの・・・
ここまでが前置き。さて本題。
XOTIC Bass BB Preampについて。
ベース用のプリアンプで有名なものにSANSAMP、MXRがあるんだけど、どちらも音色の変化が大きく、高音と低音が強調されたいわゆるドンシャリ系の味付け。
そういうのが好きならば効果が分かりやすいし、バンド内でも通る音になるからいいと思う・・・けど、私は好みじゃない。
対してこのBB Preampは低音・中音をフォーカスしたプリアンプ。あと分かりやすく歪む。
使ってみたいなぁと思ったきっかけはヒトリエ、ジャッジメントのベーシスト、イガラシ氏が一時使っていたという情報から。
私はベースは曲の中にうまく溶け込んで低音を支えて全体の土台や軸になればいい、音が埋もれてもその機能が果たせれたいい、という考え。なのでドンシャリより、こういう低音・中音がフォーカスされたほうが好み。ベース本体が若干ドンシャリ寄り、スタジオやライブハウスに有るベースアンプもドンシャリよりが多かったりするので、こういうキャラクターのプリアンプは私にとって貴重な存在。
もちろんバンドや曲によってある程度切り替えるし、BB Preampもその辺の自由度は十分にある。
ベースの歪みって、ちょっとだけ歪ませると高音域の角が取れて丸く、そして太くなる。さらに歪ませると低音・中音が薄れて、高音域の角がたってくる感じがしている。歪ませ方によって全然違ってくるけれど。
セッティングは、Volume:10時 Gain:8時 Treble:12時 Bass:12時
Gain:8時でも結構歪んだ感じで出る。でもうるさい、角が立った歪みじゃなくて、丸くベースらしい歪みなのでバンド内でうまく溶け込んでくれる。アンプの出方によって変えるんだけど、歪みでぼやける低音は場合によってBassを出し気味に。
Gainを絞ってVolumeを上げるとベース、アンプ本来の音。Gainを上げるとプリアンプの効果が強く出てくる。Gain絞ってプリアンプのキャラクターがちゃんと薄れるのもいいところ。どのキャラクターをどれぐらい前に出すかちゃんと調整できる。そしてこれもつまみが少なくて、各つまみの効果が分かりやすいのがいい。
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Custom Audio Japan AC/DC Station III(パワーサプライ)
AC100Vコンセントから各エフェクターにDC9Vを供給するパワーサプライ。
コンセントから線だけが分岐して伸びているアダプタを使っていたけれど,使っていない線の絶縁とか,配線がごちゃごちゃなったりするのでパワーサプライ導入。
あとアンプから出るジーっていうノイズが格段に減ったのがうれしい。
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シールド
パッチシールドは HISTORY HPS-0.15W (Pro Series WETタイプ) L-L
ベース、アンプ接続は HISTORY HPS-3W (Pro Series WETタイプ) S-S と L-S
HISTORYのシールドのPro Series WETタイプで統一。
こだわりはあまりないというか、正直あんまり音の違いが見えないので、とりあえず使い勝手と、太くて安心感のあるものをチョイス。あと金メッキはなんとなく剥がれやすそうなイメージから避けている。
アニソン大会@水戸SONIC 2015/2/15
- あす★まれ
- Sed of the weed
- No,I My★
- STANDALONE
- すーぱーつらい。
- イカサマオクトパス
- Before The Breakfast
- アトミックヘルドラゴンガーディアンズ
総勢160名以上の大盛況で幕を閉じたアニソン大会。
今回は観客側だったのと、前回で雰囲気をつかめた分、落ち着いてみることができたので、セトリに合わせて簡単なレポも。書き方からちょっと偉そうな雰囲気出てるかも。感じたら恐縮です。
あす★まれ
- God knows... / 平野綾 (涼宮ハルヒの憂鬱)
- Os-宇宙人- / 神聖かまってちゃん (電波女と青春男)
- 恋は戦争 / supercell feat.初音ミク
- ルカルカ★ナイトフィーバー samfree feat.巡音ルカ
- ブラック★ロックシューター / ryo feat.初音ミク
群馬帝国からいらっしゃいました、ついついなすびに目が行ってしまうバンド。スケッチボードスタイルのMCも面白かった。
アウェイ、トップバッターをもろともしない堂々とした演奏。ドラムを筆頭に重めのサウンドでオリジナリティを追求していて、これが心地よい雰囲気。ルカルカ★ナイトフィーバーをバンドアレンジでここまで自分たちのものにしているのに感心していた。
Sed of the weed
- 残酷な天使のテーゼ(GLAY ver.) / 高橋洋子(GLAY) (新世紀エヴァンゲリオン)
- 君の知らない物語 / supercell (化物語)
- シルエット / KANA-BOON (NARUTO-ナルト- 疾風伝)
- モザイクロール / DECO*27 feat.GUMI
- God knows... / 平野綾 (涼宮ハルヒの憂鬱)
後から分かったんだけど、高校生バンドですって。確かに初々しい感じはあったけれど、ライブの楽しみ方、MCもずいぶん慣れているような感じで驚いた。(私でもビビるような環境なのに)
セトリも王道で観客巻き込んで楽しい空間を作り上げていました。高校生からこんな環境でライブ出来るなんて羨ましいですわ。
No,I My★
- ツインテール・ドリーマー! / ツインテイルズ (俺、ツインテールになります。)
- アイヲウタエ / 春奈るな (〈物語〉シリーズ セカンドシーズン)
- DAYS of DASH / 鈴木このみ (さくら荘のペットな彼女)
- 天使にふれたよ / 放課後ティータイム (けいおん!!)
- 桜のあと (all quartets lead to the?) / UNISON SQUARE GARDEN (夜桜四重奏 〜ハナノウタ〜)
属性力が高まって震えたね。
Vo1、Gt1、Ba1、Dr1、素直なボーカル、歪み過ぎず適度なクランチ、詰め込み過ぎないふんわりとした空気、これぞバンドの王道って感じで個人的に好きなバンドサウンド。
そんなサウンドで天使にふれたよを演奏されたら胸がいっぱいになっちゃうよね。
STANDALONE
- Tank! / 菅野よう子とシートベルツ (カウボーイビバップ)
- リアルワールド / nano.RIPE (人類は衰退しました)
- 二息歩行 / DECO*27 feat.初音ミク
- オレンジ / 釘宮理恵/喜多村英梨/堀江由衣 (とらドラ!)
- Endless Story / 田村ゆかり (C3 -シーキューブ-)
群馬帝国からいらっしゃいました2バンド目。
ドラムソロからオープニングで、そこからインストのTank!。もうこのままインストで突き進んでくるのか!?それはそれで楽しみだぞ!っていう完成度。
このバンドもコピーに終わらず、自分たちなりにアレンジしていて、完成度が高い。特にオレンジのアレンジは甘酸っぱい雰囲気を残しつつ見事にバンドアレンジされていて聴きごたえがあった。
すーぱーつらい。
- 星が瞬くこんな夜に / supercell (魔法使いの夜)
- ブラック★ロックシューター / ryo feat.初音ミク
- 拍手喝采歌合 / supercell (刀語)
- さよならメモリーズ / supercell
大正義と書いて、ウィスパーボイスと読む。なかなかこういう歌声ってバンドだとはっきりしなくなっちゃったりするもんだけど、しっかり通っていて、これをライブハウスで聴ける嬉しさ、楽しさ、終わりのつらさ。
supercellの楽曲ってどのパートも演奏難しいと思うのに当然のように弾いていて、楽しもうっていうスタンスが表れている。
イカサマオクトパス
- セツナドライブ / 滝 善充(9mm Parabellum Bullet) feat.IA
- 罠 / THE BACK HORN (機動戦士ガンダム00)
- フレンズ / Stephanie (機動戦士ガンダム00)
- JAP / abingdon boys school (戦国BASARA)
- ラズベリーモンスター / HoneyWorks feat.初音ミク
すーぱーつらいの後とは思えないほど、あっという間に会場をハードコア、スクリーモの空気に変えてしまった。スクリーモって演奏難しいし、ごちゃごちゃしてよくわからなくなったりとかあるけど、演奏陣もしっかりしてる、スクリームがちゃんと生かされてる、そしてボーカルが映えている。
そして唯一、男性Voで会場を熱くもさせたバンド。引き出しが多い。
Before The Breakfast
- pallet / ゆよゆっぺ feat.巡音ルカ
- cry / ゆよゆっぺ feat.巡音ルカ
- Leia / ゆよゆっぺ feat.巡音ルカ
- Reon / ゆよゆっぺ feat.巡音ルカ
- Hope / ゆよゆっぺ feat.初音ミク
なんかもう大御所感というかそういう貫禄すら感じる。これだけのバンドが続いた後なのに、客を引き込むパワーがすごい。重いサウンドなのに、心地よいとまで思わせるほどの纏まって締まったバンドサウンド。
静と動がきっちりしていて、さらに今回同期が入ってとても雰囲気出ていた。まだ進化する予知があるんだぞっていうのを感じさせるのが楽しみであり、こわくもある。
アトミックヘルドラゴンガーディアンズ
- (OP.SE)あこがれの夏 / ピエール瀧 (アナと雪の女王)
- OK! / 松本梨香 (ポケットモンスター)
- shuffle / 奥井雅美 (遊☆戯☆王デュエルモンスターズ)
- ギミーレボリューション / 内田真礼 (俺、ツインテールになります。)
- 世界は恋におちている / CHiCO with HoneyWorks (アオハライド)
- ハリケーンミキサー / 新谷良子
オオトリ。で、あこがれの夏にやられました。引き込まれました。
こちらも王道って感じで、歌よし、リズム隊よし、ギターよし、キーよしで安心して楽しめる。そして選曲の良さ。OK!にshuffle、ギミーレボリューションを入れてくるあたり、深く頷いてしまう。
バンドで演奏するには難しい曲ばっかりなのに、しっかり弾いて再現できちゃうんだからすごい。ソロの瞬間に各人の実力を見て恐れ入りました。
チラシの裏
- ライブハウスっておしゃべりには向かないよねー、人と会ってもどうしたらいいか分からなくなるよねー。
- たくさんのバンドがみられる良さ。同時に1バンド当たりが少ない感じがする寂しさ。
- ちょっと長かったかな。正直後半ちょっと辛かった。
- 全体的にローの出音が強かった気がする。
- 転換DJってそれぞれの転換の間にテーマ決めて流してるんだなぁと感心してた。
- 出演側にいたかった気持ちと、観客側でよかった気持ちのはざまで揺れ動く今日この頃
【レビュー】音楽用耳栓 EarPeace HD
スタジオ、ライブ後にキーンという耳鳴りがなんとかならないか、ということで行き着いた耳栓。
普通の耳栓は音の完全な遮断を目的にしているものが多いが、この耳栓を含む音楽用耳栓は、音質はそのままに全体の音量を下げて、聴覚の保護をしながら会話や音楽を楽しむことができるというアイテム。
音楽用耳栓は意外と種類があって、行き着いたのがこのEarPeace HD。
装着感は、柔らかい素材なので、カナル型イヤホンをするような感覚で装着できる。
着けた後の音の感じは、全体の音量がそこそこ小さくなる、高音がかなり丸くなりシンバルやギターの刺さるような音が集中的にカットされる、そのため中低音が強調されたようで取りやすくなる。
音は取りやすくなるものの、もの足りなさやカットすることのもったいなさを感じる。
他の耳栓に比べ浅く着けても安定しているので、最小限のカットにする意味でも浅く装着するのがよさそう。深く着けると不快感や、着脱時に耳の中でヒダが反転して鼓膜付近で音がする場合がある。
同じメーカーで”HD”がついていないEarPeaceがあるが、HDのほうがおすすめ。
違いとして交換することで音量カットの割合を変えることができるフィルターがついている。
フィルター自体はあまり恩恵を感じないが、このフィルターがあることで柔らかい素材ながらも中心に硬い芯が入って装着しやすく、装着後耳の中で安定する。
スタジオ後の耳鳴りが気になるとき、長時間にわたってのライブやクラブ、音が聴き分けづらい、自分の音が聴き取りづらいとき、非常に重宝している。
その場では着ける面倒さ、もの足りなさ、もったいなさを感じることがあるが、帰った後、寝る前に着けといてよかったとその効果を実感する。常時付けてなくても、気になるときにちょっと着けるだけでも実感できる。
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【レビュー】トリニティセブン エンディング・ソング Theme1 「BEAUTIFUL≒SENTENCE」
アニメのキャラクターソング、という括りだけで評価するにはもったいない完成度。
アニメの内容とか、キャラクターとか、声優とかそういうものは抜きにして、音楽的な内容だけでこの曲がすごいんだという思いを誰かと共有したいので、だらだら書いてみる。
まず歌抜きのインストに注目。シンプル。
テクノ系にかわいい声を合わせる楽曲ならPerfumeとかが思い浮かぶ。ボーカルのメロは割と分かりやすく単純で、インストが派手なSE、シンセをたくさん重ねて華やかな感じにしている。
対してBEAUTIFUL≒SENTENCEの場合、インストはシンプル。でも聴いててスピード感、緊張感があって華やかなのは、2人の掛け合いを駆使した複雑なボーカルのメロにあると思う。
本当に複雑で、これを歌を専業としていない声優さんに歌わせるんだから、なんかもういろいろとすごい時代。そもそもボーカルのメロとして作っていないところを、ちょっと調整してボーカルのメロにしちゃったんだじゃないかと思うくらい。
早口でメロディアス。ボーカルのメロとは思えないほどの密度。
緊張感のある2人の掛け合い。テンポ150よりそうとう早く聴こえる。目まぐるしく入れ替わりながら、途中途中、サビできれいなユニゾン。1番と2番で少しずつパートを変えてる芸の細かさ。
これだけ難しいことを、アニメのキャラクターを再現しながら歌っている。感情豊かなボーカルと、おとなしいボーカルのいいところをうまく使い分けて曲全体を構成している。声優さんも大変な時代になったなぁとしみじみ感じてしまう。
ボーカルはこの辺にして、次は曲の構成。
構成は王道。イントロ → Aメロ → Bメロ → サビ → Aメロ → Bメロ → サビ → Cメロ → シンセソロ → サビ。
後半のサビの後、Cメロが入って、シンセソロが入って、サビで締める。大サビみたいなものを入れず、Cメロでまとめてシンセソロに入っているので、くどい感じが無く、4分間飽きずにワクワクしたまま聴ける。
キーと転調について。メロはキーがBbm、サビだけキーをDに上げている。後半に全体を転調させて占めるパターンは多いけれど、全サビだけ転調させるっていうのは新鮮な感じがする。サビのコード進行はアニソンも、そうでない曲も、多くの名曲を生み出し続けている王道進行(IV7→V7→IIIm7→VIm)。
この転調と王道進行、ボーカルのきれいなユニゾンでサビに入った時になんともいえない爽快感を感じる。サビの後半はこのコード進行特有のちょっと寂しい感じを少しだけ残すから印象に残る。
ほか、細かいインストのポイントについて。
ついつい聴いてしまうベースラインなんだけど、スラップがあるポイント、ポイントにしか入っていない。打ち込みのシンセベースをメインにしつつ、効果的なアクセントになるポイントにだけ裏箔のプルを入れている。スラップが続くと聴いてる側は意外と疲れたりするんだけど、これは聴いててとても心地よい。
後半のサビでの音の重ね方もいい。メロで出てきた音、ソロで出てきた音を、後半のサビに重ねていく手法。よくある手法ではあるんだけど、ここまでちゃんとはまっているといいものだなと改めて感じた。
最後に、
TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND - Wikipedia というテクノポップユニットが作曲しているそうです。結成1995年ということで、アニソンらしくない、でもしっかりアニソンをしているところが新鮮で印象に残ったのかもしれない。
書いてから気づいたんだけど、制作の裏話が 石川智久×トリニティセブン期間限定 (@ishikawa_limite) | Twitter にあって面白い。
というわけで、ぜひ聴いてほしい。
【レビュー】SENNHEISER HD558
装着感
耳当て部分がベロアでべたつかず、耳をすっぽり覆うタイプなので非常に付け心地がよい。
側圧も最初からちょうどいいぐらい適度な圧力。
とにかく、これまでのヘッドホンの中で一番疲れず、付け心地がいい。
音
初めての開放型ヘッドホン。
開放型とは、耳当ての反対が開いているタイプのヘッドホン。ヘッドホンだけど、音はだだ漏れなので注意。(付けない状態のヘッドホンを放置しているほどの音漏れ)
これまで使ってきた密閉型ヘッドホンにはない、すばらしい音の広がり。
密閉型モニター用ヘッドホンが1面を細かく分割して解像度を上げるのに対して、開放型のHD558は入れる音の空間を広げて解像度を上げようとしている感じ。
だからモニター用ヘッドホンにありがちな、デジタルくささというか無機質な感じが無く、高音が刺さったような感じが無い。どの音域も自然と鳴り、スピーカーで聴いているような自然な音の広がりがある。音量を大きくしても、長時間聴いてても疲れにくい。
全体的にみれば偏りなくフラット。かなり高い高音、かなり低い低音はあまり出ないが、ボーカル・ギターのいいところ、ベースのミッドレンジのいいところがぐっと前に出る。ドンシャリのダンスミュージックにはちょっと不向きかもしれないと思うぐらいで、どのジャンルにも合うと思う。リスニングには最高。ずっと聴いていたくなるような自然で気持ちいい音。
耳コピやミックスのあら探しみたいな作業には向かない。ピンポイントで聴こうとするとちょっとぼやけた感じに聴こえる。開放型の宿命かもしれない。
ほか
ケーブルが交換式なのも高ポイント。万が一の断線も安心だし、短いケーブルも別売りしていて使い勝手がいい。
HD598と兄弟機種、といういうか使ってる部品はほとんど一緒らしい。
HD558を改造するとHD598の鳴りになる改造も有名だが、私はこのままの音で十分満足。