雑念フランシア

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ウイスキーにハマる

いきさつ

ハイボールのイメージしかなかった、玄人向けのお酒のイメージだったウイスキー、色々ときっかけが重なってハマってしまった。


冬場で仕事帰り、なんとなくお酒が飲みたいけど、炭酸は重いし、キンキンに冷えた飲み物を飲む気分でもない。
少し度数の高いお酒を少しだけ飲むスタイルで、ワイン、焼酎、ジンと試してみたもののピンとこない。ワインはやっぱり酸味が苦手、焼酎やジンは割らないとアルコール感がきついし、割ると味がすぐぼやける。
ウイスキーハイボールと、水割りを飲んだ程度。水割りもあまりいい印象がなく、間違って買った缶の水割りも美味しいとは思えなかった。(今では美味しいと思う)


そんで新型コロナウイルスの流行が少し落ち着いた頃に、バーに行く機会があって開花した。
ラフロイグラガヴーリンという、特に癖の強い(後にわかる、ピートの煙による消毒液のような香りが強いアイラスコッチ)ウイスキーを飲んで、例えるならウイング師匠にオーラを流し込んでもらい精孔が開いて念能力が覚醒したような、それまで持ってたウイスキーのイメージが完全に変わった。


それからしばらくはウイスキーはお店で飲めればいいかと思っていたけど、スーパーでもそれなりにラインナップがあって、気が変わって試しに瓶で買ってみた。それからは、酔うためにというよりかは、味を楽しむためにウイスキーに手を出すように。
個人差もあるし、ウイスキーによって違うから一概に言えないけれど、味の違い、香りの違いが分かりやすくて面白い。度数の割に甘みがあって、アルコール感が柔らかい。水で薄めても、冷やしても、持っている味がぼやけにくい。少量でも飲んだ、味わった満足感がある。ロックか、少し加水(トワイスアップより少なめ)ぐらいで飲むのが好み。

キリンウイスキー

それから最初に瓶で買ったウイスキー。いい意味でも、悪い意味でも癖がない。オイリー(とろみ)があって、加水してもウイスキー感が残る。
最初だからか、このウイスキーそのものだったのか、あまり印象に残っていない。あとから思うと、熟成感が薄くてアルコール感がツンとしやすい感じだったかな。

ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年

美味しかったラガヴーリンラフロイグのイメージで、手頃で飲みやすい、まぁいつかは試すだろうスタンダードなブレンデッド・スコッチウイスキーとして次はこれ。
2本目で、もうにゴールにたどり着いたと言うか、売れ行き・評価通りだなぁと。
ほどよいピート感、スモーキー感、アルコール感が柔らかくじっくり飲むのにちょうどいい甘みとオイリー感。ストレートでもロックでもハイボールでもトワイスアップでも美味しい。
もっと癖の強いもの、個性が強いものはどうなんだろうと試したくなるが、家飲みは結局これぐらいがちょうどいいんだろうなとも。

ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年

同じような値段でまたキャラクターが違うらしいから、グラスセットもあって手にとってみた。
これはこれで飲みやすい。草のようなという表現があっているような、あっていないような、ブラックラベルと比較してピート感、スモーキー感、甘みとも控えめなのに、アルコール感は抑えられていてオイリーでじんわりとした余韻も感じる。熟成が進むとアルコール感が柔らかくなりつつ味がはっきりするかなぁと。
これはこれで、なんだけどブラックラベルの方向性のほうが好みだったかな。

I.W.ハーパー ゴールドメダル

以前、水割りで飲みやすかった記憶があって名前は覚えていた。200mlの小瓶があったのでバーボン系もトライ。
ジョニーウォーカーと比べるとアルコール感、甘みが強烈。比較して原材料の違いがよくよく分かった。
ストレート、少量の加水だと飲みづらく感じたのに、ハイボールで飲むと、これこれ、ってなる。飲み方の違いもこれでよくよく分かった。
熟成が進んだI.W.ハーパーだとまた違った印象になるのかな、と考えてしまう。

ワイルドターキー 8年

これも小瓶でお試し。少し熟成が進んだ、違うバーボンはどうだろうと。
度数が50.5度高いのに、アルコール感がI.W.ハーパーより柔らかく感じた。これが熟成なのか、個性の違いなのか。
やっぱりバーボンはハイボールのほうが好み。ガツンとくるのを期待して、ストレート、ロックで飲むのもありといえばありなんだけど、限定的かな。

バランタイン ファイネスト

ブレンデッドスコッチウイスキーなら外せない、ジョニーウォーカーと双璧?のバランタイン。これも小瓶でお試し。
これは相当飲みやすい。悪く言うと個性が薄い。陸よりアルコール感が薄く、ジョニーウォーカーよりもピート感、スモーキー感が薄い、でも甘くて口当たりが良い。
ジョニーウォーカーの方向性が好みだと、バランタインは違う道なのかな。 ただこのファイネストの値段は驚く。

ジョニーウォーカー レッドラベル

ブラックラベルより低価格に位置するレッドラベル。これまた小瓶でお試し。
ブラックラベルと比較してアルコール感が強め、ピート感も少し強めに感じた。これが熟成の違いかな。
同じ価格帯なら、ストレート、ロックでもいけるこのレッドラベルは美味しいと記憶。ただ、そんなに量を飲まずそこまでコスパを追い求めないならブラックラベルのほうがいいかな。

ジョニーウォーカー ダブルブラック

より個性の強いウイスキーを求めて、かつあまり挑戦しない、ハズレをひかないものをと選んだのがダブルブラック。
若干スモーキー感が強くなって、余韻がしっかり残る。けど、ブラックから大きく外れてなくて、しっかり延長線上にいる。
もう少し強烈なものを想像・期待していたけど、飲みやすいのでこれはこれで正解。
もっと強烈となるとシングルモルトになるんだろうけど、合わなかったことを考えると700mlの瓶は怖いし、かといって200mlだと低価格帯のものしかないし…