雑念フランシア

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ベースと機材と私 その2

その7 2017-01-02 http://flan.hateblo.jp/entry/2017/01/02/015248
その6 2016-05-23 http://flan.hateblo.jp/entry/2016/05/23/001613
その5 2015-02-22 http://flan.hateblo.jp/entry/2015/02/22/231217
その4 2014-11-30 http://flan.hateblo.jp/entry/2014/11/30/022353
その3 2014-02-04 http://flan.hateblo.jp/entry/2014/02/04/150641

その1 2011-02-03 http://flan.hateblo.jp/entry/20110203/1296667905

HISTORY ZJS-CFS(ベース)

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島村楽器のストアブランド HISTORYのベース。
実際の制作はフジゲンらしいです。

メープル指板,アッシュボディ,アクティブのいわゆる70年代系ジャズベース。
初めて買った初心者用の安いベースからそろそろ卒業したいなぁと思い,近くの島村楽器に通い詰めること約半年。
白さの中にうっすら見える木目に透明なピックガードという美しさ,アクティブらしい力強くはっきりとしたトーン,移動がスムーズで必要なときは滑りにくいツヤ消し塗装のネックグリップ,弦の安定性がよく,振動を確実にボディに伝えるGOTOH製のブリッジ,ちゃんと角を落としているフレット,アッシュなのに軽い・・・
もう「コレだっ!」って言って買った今愛用のベース。

かれこれ2005年5月からの付き合い。
ネックの反りもほとんど起こらないし,トラブルも少ない。

トラブルは基本的に自分でいじらず,専門店に持って行くようにしてる。自分でもできるんだけどネックと弦高調整も専門店でやってもらったな。
結構弦高は低め。買った頃はかなり高めにしていたんだけど,強く弾いたときにちょっとビビる音もオーバードライブっぽくて悪くないなって思ってからちょっとので低めに。亀田誠治の影響ですね。

つまみはVolume:10(最大) Control:5(センター) Bass:(センター) Treble:(センター)。 センタークリックがあるタイプなので、基本センター。
甘いトーンが欲しいなぁっていうときはコントロールを若干フロントピックアップ寄りにしたり,ボリューム絞ったり,トーン落としたりとか気持ちいじるときもある。

新しいベース欲しいなぁと思うと,不思議といつも見直す機会ができるんだよな。ここぞって言うときにガツンとした音を出してくれる。ここ最近,楽器に愛されている気がして浮気できません。

それでもまぁもしものトラブルでもうどうしても必要な機会ができるかもって考えると欲しくもなったり。
サークルフレットシステム(詳細はググってね)なんでフレットの打ち直しがすぐにできなかったり,一般的なアクティブサーキットじゃないらしいのでトラブルとリペアに時間がかかりそうだったりって考えると,もっと一般的なパッシブのベースが欲しくもなったり。

足元関係

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KORG Pitchblack(チューナー)※写真右
Aphex Punch FACTORY(コンプレッサ)※写真左
XOTIC Bass BB Preamp(プリアンプ)※写真中上
の順で接続してる。

KORG Pitchblack (チューナー)

チューニング精度から考えてシールドから取るチューナーが欲しい、ミュートのオンオフが足元で出来ると何かと便利という理由で足元にはチューナーを置きたい主義。
始めは安物を置いていたんだけど、結局KORGのPitchblackに。
手元にあるチューナー、クリップチューナーがKORGなので、見慣れたKORGに。表示モードが選べるのと、赤・緑・黄色の色使いが見やすい。この辺は好みによると思うけど。

Aphex Punch FACTORY(コンプレッサ)

コンプレッサです。オレンジのボディが目につく。
このコンプレッサという代物,音量の粒をそろえてくれる。
弱い信号はもちあげてある程度のところまで強く,強い信号は潰してある程度のところまで弱く出してくれる。
スラップ,指弾き,ピック弾きの音量差を軽減したり,下手くそな2フィンガーをある程度聴けるレベルに補正してくれる(汗)優れもの。

ただしかけ過ぎると微妙なタッチとかが表現しにくくなるので,タッチの差を出したい,強い・弱いの差を出したいなら,強い信号だけに効くリミッターがおすすめ。
それとコンプは種類・メーカー・かけ方によって特徴ある音になったり,サスティーンが伸びたりして,それが好まれて使われるパターンもあるみたい。特にスラップなんかは潰された音が若干ワウっぽいポコポコした特徴的な音になるものもある。

で,このAphex Punch FACTORYを選んだ理由はかかり方が自然な点。
どこかのサイトでべた褒めしていて、読んでいたらどうしても欲しくなった。
有名どころのMXRとかBBEとかっていかにもコンプレッサかけました!って音がするんだけど,こいつは強くかけても音色自体がほとんど変わらない。
逆に効果が分かりづらいから買うとき躊躇した。ちゃんと分かるかというと疑問。さすがにスラップぐらい強い音ならわかるんだけどね。

弾き方をいろいろ変えるようになって,その度に,曲中にボリューム調整は難しいので使ってるね。下手くそ補正があるので個人練では使わないようにしてる。

セッティングはVolume:7 Drive:8。音色に変化が少ないので若干強めに。セッティング固定、常にかけっぱなし。

つまみが少ないのもお気に入りポイント。1つのエフェクターには極力つまみが少ないほうが使いこなせて、あれこれ迷わなくて済む。ちなみにこのオレンジのAphex Punch FACTORYは生産停止、モデルチェンジしたようです。噂ではモデルチェンジによってキャラクターが結構変わっているようで、しかも見た目が・・・ 個人的に残念。

APHEX Punch Factory コンプレッサー
APHEX
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XOTIC Bass BB Preamp(プリアンプ)

プリアンプです。プリアンプについて推測を含む持論を。

ギターも,ベースもそのままじゃパワー不足でスピーカーを鳴らすことはできない。
試しにジャックにヘッドホンを直接挿しても聞こえない。
ベースから出ている信号を受け取って,アンプで増幅して,それをスピーカーに渡すことでようやくスピーカーで音が鳴る。
ということで音色を決める要素としてベース本体から出る信号も重要だけど,鳴らすスピーカーも重要だけど,アンプでどう増幅させるかっていうところで大きく左右される。

で,プリアンプっていうのはアンプの前にちょこっと増幅するための代物。pre-amp。直訳してあらかじめ増幅。
このちょこっと増幅するときにさっきの音色の要素を整えてやろうっていう魂胆。

安定して好みの音色を出し続けたいならアンプ持ち歩けば万事解決なんだけど,そりゃ無理。スタジオも毎回同じアンプが選べるかっていうとそれも難しかったりする。
そこで持ち運べる手のひらサイズのプリアンプで音色が固まるなら,どんなアンプでも狙った音色が出しやすいっていうことになるんじゃないかな。

実はベース本体にプリアンプを内蔵したやつがあって,それがアクティブベース。電池が入ってるベース。ベースに限りなく近いところで増幅させて音色を決めてしまえば,音色は安定するし,最後でガツンと増幅させるよりノイズも乗りにくい。
あとは電源のあるエフェクターは大なり小なり増幅効果があるので全部プリアンプっていえばプリアンプなのかも。
そういった意味で広げるとプリアンプって数え切れないほどある。単に増幅するもの,アンプに近い音色をつけるもの,増幅量が大きくて歪むもの・・・

ここまでが前置き。さて本題。
XOTIC Bass BB Preampについて。

ベース用のプリアンプで有名なものにSANSAMP、MXRがあるんだけど、どちらも音色の変化が大きく、高音と低音が強調されたいわゆるドンシャリ系の味付け。
そういうのが好きならば効果が分かりやすいし、バンド内でも通る音になるからいいと思う・・・けど、私は好みじゃない。

対してこのBB Preampは低音・中音をフォーカスしたプリアンプ。あと分かりやすく歪む。

使ってみたいなぁと思ったきっかけはヒトリエジャッジメントのベーシスト、イガラシ氏が一時使っていたという情報から。
私はベースは曲の中にうまく溶け込んで低音を支えて全体の土台や軸になればいい、音が埋もれてもその機能が果たせれたいい、という考え。なのでドンシャリより、こういう低音・中音がフォーカスされたほうが好み。ベース本体が若干ドンシャリ寄り、スタジオやライブハウスに有るベースアンプもドンシャリよりが多かったりするので、こういうキャラクターのプリアンプは私にとって貴重な存在。
もちろんバンドや曲によってある程度切り替えるし、BB Preampもその辺の自由度は十分にある。

ベースの歪みって、ちょっとだけ歪ませると高音域の角が取れて丸く、そして太くなる。さらに歪ませると低音・中音が薄れて、高音域の角がたってくる感じがしている。歪ませ方によって全然違ってくるけれど。

セッティングは、Volume:10時 Gain:10時 Treble:10時 Bass:2時 これを基本としている。
アクティブベースとの組み合わせなので、Gain:10時でも結構歪んだ感じで出る。でもうるさい、角が立った歪みじゃなくて、丸くベースらしい歪みなのでバンド内でうまく溶け込んでくれる。アンプの出方によって変えるんだけど、さらにTrebleは抑えめ、Bassは出し気味に。
Gainを絞ってVolumeを上げるとベース、アンプ本来の音。Gainを上げるとプリアンプの効果が強く出てくる。Gain絞ってプリアンプのキャラクターがちゃんと薄れるのもいいところ。どのキャラクターをどれぐらい前に出すかちゃんと調整できる。そしてこれもつまみが少なくて、各つまみの効果が分かりやすいのがいい。

シールド

パッチシールドは Providence LE501 0.15m L-S と L-L
ベース、アンプ接続は HISTORY HPS-3W (Pro Series WETタイプ) S-S と L-S

シールドのこだわりはあまりないというか、正直あんまり音の違いが見えないので、とりあえず使い勝手と、太くて安心感のあるものをチョイス。あと金メッキはなんとなく剥がれやすそうなイメージから避けている。
パッチケーブルはもっとベース寄りのものに変えたい。