【レビュー】CRUISE RECORD 1995-2000 / globe
小室哲哉が逮捕か。
よく解散がきっかけでCDを引っ張り出して聴きなおしたりするものだが、まさか逮捕がきっかけで聴きなおすようなことになるとはね、複雑な気分。
部屋で音楽を聴くようになった初めての音楽がglobeだったと思う。
中学にあがってから一人で部屋にいることが少し増えたからか、使われていないCDラジカセがあったからか、音楽という話題が増えたからか、聴くようになったきっかけは忘れた。 ただ、自分の部屋にCDラジカセを設置したとき、テープに入れたglobeのCRUISE RECORD 1995-2000をオートリバースで繰り返し聴いていたのは覚えている。
レンタルしたCDの歌詞カードを近所のコンビニでコピーして、60分か30分のハイポジテープにA面・B面とかを計算しながら録音して、テープ管理ノートにタイトルと時間を書いて・・・なんてことをしていたな。 その頃レンタルショップでもA面5×分・B面××分とか録音の目安が貼られていた気がする。
話をglobeに戻して。 だいぶしばらくの間、当時を思い返してしまいそうな気がしたり、古くさい感じがして聴いていなかったけど、いま聴きなおすと純粋にいいなあと思う。 新しく感じる部分もあるが、やっぱりあの頃と変わらないどこかひんやりとした、物寂しい雰囲気がいい。
それといろんなことに挑戦していることにも気付く。 ジャンルは多岐にわたっている、使っている楽器も多岐にわたっている、ベストでもインストを入れてアルバム全体の流れができてる・・・。 テレビでしか音楽を聴いていなかったあの頃の自分にとって、気付いていなかったけどかなりのインパクトだったんじゃないかなと思う。 いまの自分の音楽の好みとかにも確実に影響があるだろう。
最後に言いたいことは、音楽自体に罪はない。 こうやって聴きたいと思うようになるひともいるんだから、配信停止なんかはやり過ぎなんじゃない?