フィーチャーフォン(ガラケー)復権は難しい2つの理由
NECスマホ撤退の裏で「ガラケー復権」に期待する声が増加 - ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/7917367/
私もフィーチャーフォン(ガラケー)に愛着ありますが、復権とはいかないと思います。
※以下憶測含みます。
キャリアが売りたがらない
いまキャリアの収益減はなにか。
基本使用料は各種割引で収益源になっているとは思えない。通話料も定額プランやSkype、LINEなど無料IP電話もある。端末代は実質0円なんてやり方をしている。
今はデータ通信料とコンテンツ使用量が収益源だろう。
そうすると、データ通信量は少なく、コンテンツもスマートフォン向けに整備してフィーチャーフォン向けはどんどん減らしている現状で、フィーチャーフォンでは収益を上げられない。
もう既にそういう収益体制に大きく舵を切った現状では、フィーチャーフォン復権は難しいだろう。
メーカーが作りたがらない
高い。これに限る。
例えば2つ折りは簡単に言えば部品点数が2倍近い。分かれてしまっているために、液晶側とボタン側それぞれに部品が必要になる。キーボタン、ヒンジ部品、液晶側とボタン側それぞれに基板やケース・・・ 今のスマートフォンに比べると非常に効率が悪い。
液晶や電池、基板は各製造メーカーがスマートフォン向けに舵を切っている。数が出なければ、大きさや性能に寄らず高くなる。
そしてソフト。Androidのようなプラットフォームは無いので、開発工数はかかる。それに加えてフィーチャーフォンには日本独自機能が多く備わっており、これも開発工数に効いてくるだろう。
というわけで、もう戻れない段階にいるのだと思います。