雑念フランシア

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あさのさんにベースチューンしてもらった話

こんな感じでベース2本チューンしてもらったので、簡単にレポート。




メンテナンス、チューンナップ、クリニック…やってもらった内容を表現する的確な言葉が見つからないような、割と広い範囲の調整。
個人的には再セットアップっていうのが一番近いかな。

一線のプロのメンテナンスもやったということで、依頼はちょっと緊張したけど、アマチュアの私でも楽しく、そして満足できる、やってよかったと思える内容だった。


まずは弦を外して指板、フレット周りを丁寧に清掃。ラフに弦を張り直してから、鳴りのチェック。ここからがすごい。
ボルト緩みを調べる打音検査のような、出音の前にベース本体が持ってる鳴りとバランスをチェック。
プレーヤー目線で蓄積した経験と勘で手早く素性を捉えていく。この辺はノウハウだから書いたらまずそうだけど、書いてもマネできない。


楽器とは全然違う分野で打音検査を見てきたから、なんとなくやっていることの理解はできたけど、見たことないひとにとっては意味不明な行動にみえるかもしれない。
アコースティック系の楽器ならこういうやり方が普通なのかもしれない。


そして対話しながら、雑談交えながら、好みの音、触ったときの好みのフィーリングを探り、そこに合わせこんでいく。
パーツは変えず、ここのジョイント等を細かく調整して合わせこんでいく。
えっ、それで変わんの!?の連続。理論的にはそうだと分かりつつ、未知の領域でひとつひとつに驚いてしまう。


話し上手、聞き上手で、自分がどういう音、どういうフィーリングが好みなのか明らかにしつつ、そこに近づいていく。
それでも、なんとなく好みのイメージはざっくり持っていったほうがスムーズかもしれない。
例えばドンシャリが好きだとか、プレベっぽい音が好きだとか、ジャリジャリ言うのは嫌いだ、とか。


調整が進んでいくと、鳴りがイマイチな弦・フレットのポイントが減って、アンプを通さなくても手に、体に伝わる振動が大きくなってるのが分かる。各々の弦の感触の差も減って手にしっくりくる。
1本目、気になっていた4弦の曇ったローが取れてキャラクター残しつつも素直で前に出る音に。各弦のばらつきも小さくなって、大分手に馴染むように。
2本目、Low-Bはもともと改造して無理くり張ってる状態だったから諦めていたけど、他の弦と遜色ないぐらいまでまとまってくれた。飛び道具だけじゃない、運指やニュアンス次第ではメインプレーヤーとして活用できそうな弦に生まれ変わった。


そして驚くのがアンプから出した音。好みを反映してもらったとはいえ、ここまでキャラクターが理想に近づいたことに驚く。
今まで意図的にアンプのイコライザ等で削っていたところが、フラットでも近い感じで鳴ってくれている。
エレキギターエレキベースといいつつ、やっぱり本体の振動がサウンドキャラクターに影響してる。それを改めて実感する。


料金的には普通の楽器屋のメンテナンスで考えると少し割高に感じるかもしれないけれど、リペア・再セットアップを対話しながらその場で調整して形にしてくれることを考えると相応の対価じゃないかと思う。愛機がもっと好きになる、楽しくなる、そんな内容だからね。
TwitterのDMで気軽に相談にのってもらえるのも嬉しい。普通の楽器屋、リペア・カスタムショップじゃこうはいかないし。