雑念フランシア

ベース 音楽 家電 グッズ レビュー レポート

ベースと機材と私 その7

その6 2016-05-23 http://flan.hateblo.jp/entry/2016/05/23/001613
その5 2015-02-22 http://flan.hateblo.jp/entry/2015/02/22/231217
その4 2014-11-30 http://flan.hateblo.jp/entry/2014/11/30/022353
その3 2014-02-04 http://flan.hateblo.jp/entry/2014/02/04/150641
その2 2013-08-01 http://flan.hateblo.jp/entry/2013/08/01/001815
その1 2011-02-03 http://flan.hateblo.jp/entry/20110203/1296667905

FUJIGEN NCJB-EC/TT-AL/SBL(ベース)

f:id:sw7506:20141130021334j:plain:h250  f:id:sw7506:20141130021658j:plain:w250

Body Alder 2 Piece
Neck Timeless Timber Maple 1 Piece , Smooth Grip
Finger Board Rosewood , CFS , 432mm Scale , 20F
Peg GOTOH GB640
Bridge Fender USA Vintage Spiral
Circuit Passive
Pickup Seymour Duncan SJB-1 Set
3Control 2 Vol , 1 Tone (USA Assy , Orange Drop)
Strap Pin GOTOH EP-B3
Weight 3.8kg

以前のアクティブベースが、電池を交換するたびに電池ボックス周辺で断線を繰り返していたので、パッシブベースを買うことを決めた。
以前のベースがFUJIGEN製で扱いやすかったので、意を決して池袋のフジゲンカスタムハウスへ。

ベーシックなパッシブのジャズべ、ポップなカラー、頑丈で艶消しの扱いやすいネック、軽いボディ・・・
だいぶ予算オーバーで迷って、迷って、迷った挙句、手ぶらでは帰れないと、連れて帰ることを決意。いまはあの時決めておいてよかったと思っている。

2014年リニューアル前のFUJIGEN Neo Classicシリーズのジャズベース。
フジゲンカスタムハウス特別仕様の1本限りのオリジナルコンポーネントモデル。
このオーダーメイドのような、同じものを持っているひとは他に誰もいない感が持ってて誇らしく、愛着がわく。

見た目よし、軽量で弾きやすい、そして60年代王道Fenderジャズベースサウンド
これから共に歩んでいこうと決めた相棒。
これより高級なベースはいくらでもあるけど、持った感じ、弾いた感じはやっぱりフジゲンのクラシックなジャズベーススタイル。

スペックひとつひとつ書いていく。

ボディ

重い、硬い、小さいほうが硬くドンシャリ寄りな音で、立ち上がりが早い傾向。
それを踏まえて、60年代Fenderジャズベースが代表的な王道のこのアルダー。
アッシュに比べ、ミッド寄りで甘いトーン、立ち上がりはちょっと遅めのイメージだったけれど、思ったよりはっきりとした出音で立ち上がりも遅くは感じない。
ちゃんと鳴るアルダーは硬い音、重い音こそ難しいけれど、広い範囲で鳴ってくれるし、素直で立ち上がりも早い。
対応ジャンルは広いと思う。

ネック

FUJIGEN特製、Timeless Timber。
黒ずんだ独特の木目。普通のメープルとの違いは音では感じないけれど、チューニングのズレが小さいので反りには強そう。
そしてSmooth Grip。ネック裏を塗装後、ヤスリで荒らしてサラサラとした手触りに仕上げたネック。
引っかかりづらく、汗を書いても滑りにくい。一度これに慣れるとこのネックじゃないと弾けなくなる。
音は補正が効くけど、弾く感触だけはベース本体で決まるので重要なポイント。

指板

すぐ汚れそう、手入れが難しそうという印象から敬遠していたローズウッド。
ただ使ってみると手触りがよく、弾きやすい。そして見た目も締まって見えて良い。
こまめにクロスで拭いてあげること、乾燥時は薄くレモンオイルで保湿。
手入れ自体は難しくないが、正直少し面倒。でもそこは愛着でもって。

ペグ

GOTOH製の軽いペグ。
音から考えると弦の振動を余すことなく伝えるためにはゴツくて重いほうが良いけれど、重いと持った時ヘッド落ちて弾きづらい。
全体の音のバランスもあるけれど、ボディがアルダーで軽量なら、少しでも軽くなるペグを付けるのはいい選択。

ブリッジ

以前のベースはBADASS BASS Ⅱだったので、クラシックなブリッジはちょっと不安があった。けれど、この選択も正解。ここにごっついブリッジつけちゃうとブライトに寄り過ぎちゃって、アルダーらしい温かみのある音が消えてしまう気がする。
そう思うとFenderジャズベースってパーツからなにやらすべて完成されてる。

ピックアップ

定番中の定番。セイモアダンカン。
作り、品質がしっかりしている印象だし、古き良きFenderの音を忠実に再現している(気がする。ビンテージはCD等から聴くことはあっても、弾く機会無いし)
モデルはVintage トーンはBass:6 Mid:4 Treble:6
トーンチャートだけ見るとドンシャリだけど、ボディとの相性もあってなのか、聴いた印象はフラットかつ角が取れた甘い音。
ただ若干ローが暴れ気味。アンプによっては扱いづらいときがあるのがたまにきず。

コントロール

パッシブのジャズベースってコントロールノブだけでこんなに音作りの幅があるのかと驚いた。前後のピックアップのボリュームとトーンだけ。でもちょっといじるだけでキャラクターが変わる。今更ながらジャズベースが愛され続けた理由が分かった気がした。
いい意味で言えば感度がよく調整代が広い。別の言い方をするとすごく繊細で、選択肢が増えるから扱いが難しい。
基本はフルテン。アンプ、エフェクターの相性含めて、その場その場でたまに微調整。

ストラップピン

次の2号ベースでも同じことが言えるんだけど、複雑な形状、機構を持つストラップピンより、単純に傘の径が大きいストラップピンのほうが圧倒的に信頼度が高い。これにストラップラバー付けると完璧。

HISTORY ZJS-CFS(ベース)

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  改造前 改造後
Body Light Weight Ash 2 Piece
Neck Maple 1 Piece , Smooth Grip
Finger Board Maple , CFS , 432mm Scale , 20F
Peg GOTOH FB-3 GOTOH GB640
Bridge GOTOH 510B-4
Circuit Active Passive
Pickup LOUIS CJ-1/2
4Control Vol , Bal , BassEQ , TrebleEQ Vol , Bal , Tone , Parallel/Series SW
Strings G-1 , D-2 , A-3 , E-4 D-1 , A-2 , E-3 , B-4
Strap Pin SCHALLERSECURITY LOCK GOTOH EP-B3
Weight 4.6kg 4.2kg
Ohter   Nut削り、TensionPin変更

2005年5月から、FUJIGEN NCJB-EC/TT-AL/SBLを購入する2014年3月まで、約8年と10か月、現役で使い続けたのが、このHISTORY ZJS-CFS

見た目普通の4弦ベースだけど、改造して5弦から2弦まで張れる仕様に。(1弦は捨ててる・・・)

今回、5弦のLow-Bがどうしても必要になって、でも5弦買うのはなぁ・・・と思って、愛着あるのに出番が少なくなってしまったこのHISTORYのベースを再び活躍させるべく、5弦から2弦まで張れる様に改造してしまったものがこちら。ペンギンベース2号。

5弦対応は弦の太さに合わせてナット加工、高音弦側のテンションピンをテンションを緩める方向で変更、ブリッジ調整。
ほかに、
ヘッド落ちが気になっていたのと、精度がいまいちだったのでペグを変更。
Low-Bに不利で、配線トラブルが多かったアクティブサーキットをパッシブに変更。ノイズ処理も併せて実施。
パッシブ化に伴いコントロール関係も変更。一般的なジャズべに加えて、最近流行り?のパラレル/シリーズ(並列・直列)切り替えスイッチを搭載。スイッチを引き上げるとシリーズ化、ジャズべだけどプレべ・ハム寄りの音に変わる。

その他ストラップピンの変更、フレット磨き、SUSネジへの交換、分解掃除、ノイズ処理(内部塗装強化等)細かいところまでリペア、再セットアップしてもらいました。

変な改造でも快く、そして迅速、丁寧に実施していただいたのは
 burrows(バロウズ) 水戸 http://rakinavi.com/detail/index_3.html
ありがとうございました。おすすめです。

改造前も改造後もすごく素直ですっきりとした音。
改造前のアクティブも、出音はアクティブ臭さが無くて、硬すぎず甘すぎない気持ちよく扱いやすい音。
改造後はそのままその個性を引き継いだような音。ピックアップは未交換でも、5弦が埋もれず暴れない、いい感じにまとまってる。

扱いやすさで言えば長年使っていることもあって、まだまだこっちかも。
割と5弦曲が多くて、サブのつもりがメインより活躍の場が広くて、うーんっていうところ。

足元関係

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KORG Pitchblack mini(チューナー) ※写真右
MOOER Graphic B(イコライザ) ※写真中央
L.R.Baggs Stadium Electric Bass D.I.(DI、オーバードライブ、コンプレッサ) ※写真中央
の順で接続。
それとCustom Audio Japan AC/DC Station III(パワーサプライ)※写真右上

究極はアン直だったり、ループスイッチャーで減衰少なくがっちり固める、アンプ持ち込みに行き着く気はしているけど、アンプの持ち込みは遠方だと面倒。足元を増やすのも、複数ベースも持ち込むのも、重い、でかいで面倒。
ということで、様々なアンプに対応しつつ、必要最小限の直列構成っていうのをコンセプトに組んでる。

前回からよりコンパクトな100円ショップのワイヤーネットに。
鉛筆でちょっと補強、固定は結束タイ、底面にクッション貼り付け。

それと全体的に踏んだり蹴ったりしても損傷、トラブルが起こりにくいように保護(過保護)
IN側に緑、OUT側にオレンジのテープで識別して接続時間を短縮。

KORG Pitchblack mini(チューナー)

チューニング精度から考えてシールドから取るチューナーが欲しい、ミュートのオンオフが足元で出来ると何かと便利という理由で足元にはチューナーを置きたい主義。
始めは安物を置いていたんだけど、結局KORGのPitchblackに。
手元にあるチューナー、クリップチューナーがKORGなので、見慣れたKORGに。
よりコンパクトに、より軽くするためminiサイズに載せ替え。
視認性、踏んだ際の安定性、ノイズや音質には問題ないけど、ジャックが若干緩いところが少し気がかり。
 

MOOER Graphic B(イコライザ)

コンパクトで軽量なグライコ。
アンプやDIのトーンや付属のイコライザでもある程度補正が効くけど、やっぱりそのキャラクターが強く出ちゃうから、補正目的ならベース側に置いておくべきという結論。ZOOMのマルチストンプでやろうと思っていたけど、直感的に操作しづらいし、その他の音色との共存が難しいので個別に。最低限でコンパクトで扱いやすい安価なMOOER。
アンプで低音強すぎるなとか、高音が刺さるなとか、こっちのベースは中音が強いなとか、基本的にはカット側のみで使用。
もっと早く持っておくべきだったと思うぐらい、あってよかったと感じる場面が多い。
個人的で、偏った感想だけど、

  • Ampeg、TRACE ELLIOT  低音、中低音が強い。ぼやけるときは少しカット。
  • Hartke、GALLIEN-KRUEGER  ドンシャリ。高音が刺さるようなら少しカット。
  • Markbass  フラットで好み。補正が必要なところまでいかないことが多い。

ここにベースと環境を合わせて補正。

L.R.Baggs Stadium Electric Bass D.I.(DI、オーバードライブ、コンプレッサ)

DI+オーバードライブ+コンプレッサ。
必要な要素が一体になったことに加え、Gainメーターも有り、それぞれの調整が分かりやすく直感的に調整できる。

  • attack  高音を削るか、立たせるか
  • growl  オーバードライブをオンにすると、ボリュームの変化少なく歪む。
  • fat  中音域のブースト
  • comp  自然なかかりのコンプ。一方効果は分かりづらい。リミッターの代わり。

いろいろ調整しても好みの感じに落ち着いてくれる。
特に歪み方が上品で丸く温かい。よくある原音と歪みのブレンドタイプではないところもポイント高い。(ブレンドタイプはベース音と歪みがバラバラになったような感覚で、個人的にまとめづらい)
調整しやすく丸い歪み、中音域のブースト、刺さる高音のコントロール、シンプルなコンプ。必要なものが全部好みの形にまとまっている。元々アコギのプリアンプなどをメインにしているメーカー。観点が新しいからか、よりユーザーよりのものに仕上がったのかなぁと。

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Custom Audio Japan AC/DC Station III(パワーサプライ)

AC100Vコンセントから各エフェクターにDC9Vを供給するパワーサプライ。
コンセントから線だけが分岐して伸びているアダプタを使っていたけれど,使っていない線の絶縁とか,配線がごちゃごちゃなったりするのでパワーサプライ導入。
あとアンプから出るジーっていうノイズが格段に減ったのがうれしい。

CUSTOM AUDIO JAPAN(シールド)

CUSTOM AUDIO JAPANで統一。原音重視、細く扱いやすい。
これまでは太いが正義と思っていたけれど、消耗品と割り切ってフラットでシンプルなシールドがいいなと変わってきた。
ちなみに3mで約215g。以前のものから100g以上軽い。

CAJ カスタムオーディオジャパン ギターケーブル II-3M
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ELIXIR NANOWEB(弦)

弦はエリクサーのライトゲージ。コーティング弦を使いだしてから弦の滑る感じ・引っかかる感じのバランスがちょうどよく、フィンガーイースが不要になった。それ以来、長持ちもあってずーっとエリクサー。
ピック弾きの弾きやすさと音の重さのバランスから3,4弦はライトゲージ。

NANOWEB LIGHT LONG SCALE #14052  LIGHT / 045、065、080、100

ELIXIR 14052/NANOWEB/4ST-BASS/LIGHT/LONG
ELIXIR(エリクサー)
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Jim Dunlop Tortex Triangle 0.88(ピック)

定番のピック。使い込んでも毛羽立ちづらい、滑りづらい、手に馴染む。
これも弾きやすさと音の重さのバランスで0.88。

IGiG G315B(ケース)

保護と収納が充実した安心感、使い勝手が良いギグケース。

f:id:sw7506:20170105222801j:plain:h300:left横に広がらないスッキリしたデザイン。
唯一希望を言えば中央に持ち手が欲しかった。

f:id:sw7506:20170105223311j:plain:h300:leftネックに大型クッションがあって安心感がある。
全体的にクッションが集めな点もポイント。

f:id:sw7506:20170105223512j:plain:h200:left底面はストラップピンに合わせて段差をつけてクッションが配置されている。

f:id:sw7506:20170105223733j:plain:h300:leftケース全体が収納エリアになっていて非常に広い。
シールド掛けなど細かい配慮が嬉しい。

f:id:sw7506:20170105223951j:plain:h300f:id:sw7506:20170105223916j:plain:h200
15.4ワイド(425×330)のPCケースなら収納可能。
これでエフェクターケースを別に持ち歩く必要がなくなった。

IGIG G315B [Black/Black] [ベース用ギグケース]
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CRESCENDO / Woodwind(イヤープラグ/耳栓)

イヤーチップは硬すぎず柔らかすぎず、カナル型のイヤーチップと同じ感触。
遮音度合いが変えられる、脱着式の樹脂チップのようなフィルターが付属する。
筒状のケースが付属するが、突っかかって取り出しにくいことが多い。
ミディアム、ラージが1セットずつ入っている。

用途に合わせて20種類近くあるなかで、Woodwindは一番遮音性が低いもの。
シャリシャリ、キンキンとした音だけうまくカットしてくれるので、スタジオでも違和感なく、いろんな音に気を使えるようになり、後の耳鳴りが減る。
スタジオに、ライブに、フェスに欠かせない耳栓。

2016年を振り返る音楽レビュー

2016年を振り返る音楽レビュー アーティスト順

LOVE&VICE / Suchmos

こんなアシッドジャズのグルーヴもったバンドが日本にあるとは。
TV CMでふと気になり、引き込まれてちゃんと聴いてみたらガツンときた。
繰り返しの中に変化を入れて引き込む感じ、極上のグルーヴ、ノリを生み出すベース、ポップセンスあふれるボーカル、メロディライン。
和製ジャミロクワイと言えばぴったりなんだけど、それには収まらない耳馴染みの良さと強いキャラクターがある。
ライブ向きのバンドに違いないから一度は生で、会場で観てみたい。

LOVE & VICE (通常盤)
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Suchmos
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砂の塔 / THE YELLOW MONKEY

再結成、ありがとう。好きになったのは解散直前。その頃からずーっと聴いていた。ROCK IN JAPAN FESTIVALで観ることができて、それが初めて生で観たイエローモンキーで、ようやく実感が湧いて、涙が止まらなくて。
曲調の変化が大きかったYOSHII LOVINSON吉井和哉名義から、再結成でどうなるか少し心配だったけれど、不要な心配だった。サウンド、雰囲気、歌詞そのままに帰ってきた。
特にカップリング、再結成時に発表されたALRIGHT。
どんどん深みに落ちていく感じ、初期のグラムロック感、後期のハードロック感、Cメロの爽快感、妖しい歌詞、再結成なのに集大成的でこれからも楽しみになる1曲。

砂の塔【初回限定盤】
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Prevail / vivid undress

2014年結成とは思えない、演奏、世界観が完成したバンド。最近のバンドはデビューの頃には完成したバンドばかりで恐ろしい。
ぱっとの印象はパスピエを彷彿とさせるキーボード有り、ポップな女性ボーカル、バンドサウンド
ちゃんと聴くと、ずーっとスタイリッシュで割りと系統が違う。よりダンサンブルで、攻撃的というか、挑発的というか、でもやっぱりポップで女性ボーカルらしい柔らかさもある。これからどうなっていくのか楽しみ。

Prevail
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vivid undress
Zombie Magazine Records (2016-05-25)
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IKI / ヒトリエ

開かれたヒトリエ、そんな印象。
前作DEEPERは実験的な楽曲が多かったような印象だったけれど、原点に立ち返りつつも、途中の実験、ライブを全部回収したものを詰め込んで、帰ってきた、開かれたヒトリエに。
耳に残るリフ、高速ドラム、うねるベース、切なげな歌声。アルバムを構成する、聴かせる曲、駆け抜ける曲のバランスもいい。
リリースペース、ライブのペースが早い。うれしいようで、なんだか生き急いでいるような感じがなんとなく心配。

IKI(初回生産限定盤)(DVD付)
ヒトリエ
SMAR (2016-12-07)
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骨抜き E.P. / ポルカドットスティングレイ

テレキャスター・ストライプのMVで見惚れてしまった。椎名林檎以来の衝撃というとちょっと大げさかもしれないけど、このMVにはそれほどの衝撃があった。
Duesenberg Starplayer サーフグリーンを持つ女性ボーカル、耳の残るリフとメロディ、あざとい感じも関係なくグイグイくるこの感じ。よくある4つ打ちサビなのに、どこか懐かしくてどこか新鮮。ごちゃごちゃしてなくて、ひとつひとつがしっかり主張する。言葉のリズム、音程を優先したような、、耳にすーっと入ってくる言葉の配置、色っぽいブレス。歪みすぎない、少しジャズの香りもするギター。
GoogleのCMに出演など、今後の活動に目が離せない。

Blood on the EDGE / 岸田教団&The明星ロケッツ

カップリング曲も合わせて、今までとなんか違う。そう感じるんだけど、やっぱり岸田教団だなとも。
Hack&Slashの延長線のような、それ以上に踏み込んで鋭さと力強さを備えた楽曲。トーンは抑えめ、ギターも音色、歪みの倍音抑えめ。今まで目立っていた上モノを取っ払って、自分たちの持つロックンロールの本質のようなもので勝負してみたぜっていう挑戦のメッセージを受けた。モノクロのMVもそんな心情が表れているようで心に訴える何かがある。
次のステージに進むターニングポイントになるだろうと予想している。

Blood on the EDGE(ストライク・ザ・ブラッド II OVAオープニングテーマ)<アーティスト盤>


                    

luminescence Q.E.D. / 分島花音

全アルバム同様、様々なアレンジャーを迎えたアルバム。アレンジャーごと(=楽曲ごと)に色んな面が引き出されているのが聴き応えがあり、アルバムを構成する曲のバランスもいい。
個人的にはギターが目立つロック、テンポの早い楽曲が好き。いわゆる女性ボーカルロックにはなかなか無い独特の歌メロと歌いまわし、構成がポップにロックに歩み寄って纏まるときの独特のオリジナリティ。そしてどこか安心する歌声。
今後もまだまだ色んな面が見えそうで楽しみ。

luminescence Q.E.D.<通常盤>
分島花音
ワーナー・ホーム・ビデオ (2016-11-30)
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IKATAKO presents アニソン・ゲーソン・ボカロ系コピバンライブ 「OCTFES」@Voice水戸 2015/9/25

www.voice-mito.com

スヴィエート

  1. GATEⅡ~世界を超えて~ / 岸田教団&THE明星ロケッツGATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
  2. 流星ドリーム / プラズマジカSHOW BY ROCK!!
  3. Stella-rium / 鹿乃放課後のプレアデス
  4. 桜のあと(all quartets lead to the?) / UNISON SQUARE GARDEN夜桜四重奏~ハナノウタ~)
  5. こいのうた / 洲崎綾たまこラブストーリー

残念な俺達の金銭事情

  1. Little Busters! -Ecstasy Ver.- / Rita (リトルバスターズ! エクスタシー)
  2. 空気力学少女と少年の詩 / はな(素晴らしき日々~不連続存在~)
  3. Bum-out! / KOTOKO (残念な俺達の青春事情。)
  4. Answer / 片霧烈火G線上の魔王
  5. Sacrifice Love / 桜川めぐ (ぼくの一人戦争)
  6. YOU / YURIASHUFFLE!

Before The Breakfast

  1. Palette / ゆよゆっぺ feat.巡音ルカ
  2. Leia / ゆよゆっぺ feat.巡音ルカ
  3. 月夜に舞う想い / Draw the Emotional (原曲:亡き王女の為のセプテット東方紅魔郷」)
  4. おどるポンポコリーモ (原曲:おどるポンポコリン / B.B.クィーンズちびまる子ちゃん))
  5. Hope / ゆよゆっぺ feat.初音ミク
  6. Tell Your World / ゆよゆっぺ feat.巡音ルカ (原曲:Tell Your World / livetune feat.初音ミク

イカサマオクトパス

  1. セツナドライブ / 滝 善充(9mm Parabellum Bullet) feat.IA
  2. Corruption Garden / Caz feat.巡音ルカ
  3. pp / 岸田教団&THE明星ロケッツ
  4. マトリョシカ イカタコver (原曲:マトリョシカ / ハチ feat.初音ミク・GUMI )
  5. ロストワンの号哭 イカタコver (原曲:ロストワンの号哭 / Neru feat.鏡音リン
  6. (EN)ラズベリーモンスター / HoneyWorks feat.初音ミク

SpectraComp Bass Compressor

tc electronic の SpectraComp Bass Compressor
特徴として

  • TonePrintでPCまたはスマートフォンから設定を変えることができる
  • ノブが1つだけ(TonePrintで役割を変えることができる)
  • 小さい、軽い

TonePrintなんだけど
Libraryからシグネチャー設定を選んで使うパターン、と
Editorで全パラメータを細かくいじってつくり上げるパターン、とで使う。

後者のEditorは途方も無いで、まずはLibraryで好みの設定を選んで使っていこうと思う。

でもこのLibraryも結構数が合って、しかもコメントが英語…
意訳あり、適当あり、省略ありの和訳と、実際に弾いてみたときの個人的な感想を残しておく。
 パッシブジャズベース - SpectraComp - オーディオI/F - PC-ヘッドホン の環境
 アンプ環境は後ほど
 基本12時での印象。変化が大きい場合は10時あたりに絞る。

先に個人的なランキング
①ToneBooster 丸くなる感じだけど、原音も残る。ノブも緩やかで使いやすい。
②Rockateer 丸い。ジャキジャキを潰すならこれ。これもノブが緩やかで使いやすい。
③Captain East 【Nathan East】 かなり原音重視。これもノブが(以下同文)
④Hold My Neon Mule 【MonoNeon】 原音重視。ノブがピーキーなので10時頃で固定。
⑤Straight Up The Middle 【Walter Barnes Jr.】 原音重視。これもノブがピーキー

レビューとして書くなら、小さく軽く、どんなコンプにも化けられる万能さがとても良い。
一方で選択肢が多すぎて困る、TonePrint前提のデジタル感がマイナスか。
TonePrint、いざ変えようとしたときに変えられるのかという不安だけ。
どうしても受け入れられないならアナログコンプ使うしかない。
でもこのサイズでこのスペックなら一度使うと、もうアナログにはいかないかもしれない。

BassCompader

コメント和訳

ベース信号の圧縮と伸張

個人的な感想

ノブは圧縮具合とそれに伴ってか若干音量が変わる。効きというか音量差が大きい。
ちょっと回すだけで指弾きのアタック音でクリップしてくる。使わないな。

Blacksmith

コメント和訳

X-over(High/Mid/Lowの区分)は160と1250Hz
Ratio(減衰の割合)は1:8 丸み帯びたトーンのため、高音域の減衰設定
緩やかにかかるKnee(折れ具合)を適用(High:6db, Mid:3db, Low:0.5db)
都市部の音楽や本格的なロックに対して同様に動作。

個人的な感想

ノブは圧縮具合とそれに伴ってか若干音量が変わる。効きというか音量差が大きい。
圧縮されたパコパコ感があるけど、音色は自然で悪くない。ピックなら気にならない。
指は少し圧縮感が強い。スラップは圧縮してますって感じ。

MultibandMixBooster

コメント和訳

高音域の減衰設定
原音のミックスは27%(原音:27% エフェクト:63%)
X-over(High/Mid/Lowの区分)は160と1000Hz

個人的な感想

ノブは圧縮具合とそれに伴ってか若干音量が変わる。
Blacksmithをもう少し自然に、原音寄りにした感じ。全体が持ち上がりつつ自然でとても使いやすい。

ParallelComper

コメント和訳

50%ミックス(原音とエフェクト1:1)のニューヨークスタイルの圧縮は、
Transient(余韻)と低いThresholds(かかり始めの閾値)でのアタックを保持する。
LoからHiまで緩やかなKnee(折れ具合)で増幅。
Attack(かかるまでの時間)とRelease Time(掛り終わりの時間)は若干音域ごとに異なる。

個人的な感想

ノブは圧縮具合とそれに伴ってか若干音量が変わる。
MultibandMixBoosterより少しブライトな感じ。原音の割合が多いからだろう。

Rockateer

コメント和訳

X-over(High/Mid/Lowの区分)は160Hz(Midのパラメータは160Hz以下のBassの周波数で制御する)の
2バンドのコンプレッサ。
低音側のKnee(折れ具合)は6db、高音側のKnee(折れ具合)は3db。増幅の曲線をスムーズにするため。
Envelope(時間的音量変化)Timeは2つのバンドともそれぞれ14msと70msで固定。
Ratio(減衰の割合)は1:4と1:2.5

個人的な感想

ノブは圧縮具合とそれに伴ってか若干音量が変わる。
全体的に丸みを帯びて、ブライト感が薄れる感じ。好みの音。
候補②

Rockwool

コメント和訳

X-over(High/Mid/Lowの区分)は160と2000Hzのマルチバンド。
Midのレンジを2db減衰させている。
Attack(かかるまでの時間)とRelease Time(掛り終わりの時間)はそれぞれのバンドに対して、
波形長さを合わせるため、僅かに変えている。
(高音はEnvelope(時間的音量変化)Timeを短くしている)

個人的な感想

ノブは圧縮具合に加えてトーンが変わってる。ひねるとドンシャリが目立ってくる。
圧縮感は少ない。アタック音が目立つブライトでドンシャリ、シャキッとした音。

Slapper

コメント和訳

スラップのため、Envelope(時間的音量変化)Timeを短くしている。
X-over(High/Mid/Lowの区分)は250と1250Hz。
Ratio(減衰の割合)はHigh 1:4, Mid 1:5.6, Low 1:8

個人的な感想

ノブは圧縮具合とそれに伴ってか若干音量が変わる。効きというか音量差が大きい。
12時でアタック音。音量差が大きすぎるので除外。

SpectraComp Default

コメント和訳

発送時の初期設定

個人的な感想

ノブは圧縮具合に加えてトーンが変わってる。ひねるとドンシャリが目立ってくる。
持ち上げるわけでもなく、圧縮もされず、トーンだけ変わる。使い道はなさそう。
初期設定がこれでこの商品大丈夫か心配になる。

SpectraCompander

コメント和訳

Expander(小さな音はより小さく、大きな音はより大きくする)をミックス。
 (Noiseゲートは-53db以下)
Ratio(減衰の割合)はLow 1:8
でも、他の周波数域は低め。Envelope(時間的音量変化)Timeも同じ。
緩やかなKnee(折れ具合)は圧縮後の音をなめらかに丸くする。

個人的な感想

ノブは圧縮具合とそれに伴ってか若干音量が変わる。効きというか音量差が大きい。
コンプレッサとエキスパンダーの合わせ技でCompanderってことね。
音圧稼いで均一化するっていう目的は達成しているけど、不自然な音。使い道はなさそう。

ToneBooster

コメント和訳

X-over(High/Mid/Lowの区分)は160と1600Hzのマルチバンド。
甘いトーンの味付けのため、Mid、Highのバンドは、Low側と比較して減衰させている。
MidとHightの緩やかなKnee(折れ具合)はそれぞれ、6db、3dbに設定。

個人的な感想

ノブは圧縮具合とそれに伴ってか若干音量が変わる。
Rockateerに近く、これも全体的に丸みを帯びて、ブライト感が薄れる感じ。好みの音。
Rockateerよりブライト感の残り具合が絶妙だからこっちがメインかな。
候補①

ButterKnife 【Andre Dre Bowman】

コメント和訳

Andreは自身のベースサウンドの核となる、丸みを強調したトーンを作ったと言っている。
もし弦を押し付ける?であれば、どんなバンドの状況でも目立つことができる。
求めればなめらか、同時に鋭く、そして冷たい。Highはバターナイフの様。

個人的な感想

ノブは圧縮具合に加えてトーンが変わってる。ひねるとドンシャリが目立ってくる。
SpectraComp Defaultの感想に近い。
コンプレッサの動作として欲しいものがなく、ブライトな感じも好みじゃない

9901 Funk 【Dammo Farmer】

コメント和訳

特別な音圧を与える。この音圧はトーンを前に出す。
ビームのようであり、触発されるだろう。
早いファンクのラインには完璧であり、
また、求めている素晴らしく粋なアタックをあなたの音符にもたらす。

個人的な感想

ノブは圧縮具合かブレンド。音量はほとんど変わらない。
圧縮感、パコパコ感が強い。スラップは気持ちいい。跳ねたリズムの指弾きでも面白い。

Comp Of Pik 【Eric Smith】

コメント和訳

Eric Smithの圧縮したトーンはかつてないPOPなサウンドをもたらす。
このトーンを読みこませるだけで、パンチある、バキバキとしたスラップと共に
会場を唸らす準備が完了する。

個人的な感想

ノブの設定がいまいちわからない。開けていくと落ち着いてくる。
12時での感想では結構ローが出る。圧縮感は薄くて自然。でもノブの設定がわからない。

NielsenComp 【Ida Nielsen】

コメント和訳

Ida Nelsenはポップなプレイングスタイルのグルービーなスラップで世界的に有名。
この設定はLowとHighを強調している間、高速なAttack(かかるまでの時間)に設定することで、
プレイングスタイルを正確に強調する。
ビームし、スラップを手に入れよう。

個人的な感想

ノブはトーンが変わってる。音量はほとんど変わらない。
12時以降まで回していくとノイズが目立つ。12時頃までは自然だけど、特徴もない感じ。

Chordal Compressor 【Janek Gwizdala】

コメント和訳

繊細で開かれた圧縮サウンドでコードとメロディックアルペジオを作る。

個人的な感想

ノブは圧縮具合とそれに伴ってか若干音量が変わる。
確かに音を重ねても綺麗な気がする。普段は使うことないだろうな。

SynthLeadComp 【Janek Gwizdala】

コメント和訳

とても早く、積極的な圧縮のトーンで、トーンを強く保持する。
高音のメロディックな音符を導くのに完璧であり、特にたくさんのエフェクトを使う際に優れている。

個人的な感想

ノブはトーンが変わりつつ、全体的が音量合わせて前に出てくる。
コンプレッサというより別のエフェクタを入れたような強さ。ノイズもかなり大きい。これも使い道ないな。

CompressLess 【Melvin Lee Davis】

コメント和訳

すべてにおいて美しく多くのサスティーンを加える。
2つの音符を打つ機能を加える。
コーヒーを楽しむようなリラックスに導く。

個人的な感想

ノブは圧縮具合に加えてトーンが変わってる。ひねるとドンシャリが目立ってくる。
Blacksmithに近い印象で、圧縮されたパコパコ感があるけど、音色は自然で悪くない。ピックなら気にならない。
指は少し圧縮感が強い。スラップは圧縮してますって感じ。
ただ、ノブを絞ってもノイズが目立つ。

Hold My Neon Mule 【MonoNeon】

コメント和訳

ブライトなスラップと、Mononeonの柔軟な良さをもたらす。
輝き、煌めき、高音のサスティーンを加えたいなら、これは完璧なトーン。

個人的な感想

ノブは圧縮具合とそれに伴ってか若干音量が変わる。音量差はちょっと大きめかな。
Youtubeで見た印象とは別。割りと素直で原音に近く、高音の強調も少ない。
10時ぐらいに固定すると原音を維持しながら持ち上がって気持ちいい。
ただノブがピーキーで扱いづらい。固定なら使えるかも。
候補④

Captain East 【Nathan East】

コメント和訳

素早く、活発なコンプレッサ(Attack(かかるまでの時間)はLowで0.3ms
しかしBlendは39%(原音のミックスは39%)でコアのトーンの整合性を維持し続け、
純粋なパンチあるトーンを得られる。

個人的な感想

ノブはトーンが変わってる。音量はほとんど変わらない。
原音重視で、圧縮感が少なく持ち上がる感じで使いやすい。ノブが分かりやすく扱いやすくて良い。
少しブライト感が欲しくなったらこれかな。
候補③

Born Aagain Compressor 【Nik West】

コメント和訳

パッシブベースの信号を太くする。
アクティブの感触を得たい時にぴったり。

個人的な感想

試そうと思ったがソフトのバージョン不一致か、試せず。

Smooth & Funky 【Philip Bynoe】

コメント和訳

Philip高品質で多彩な圧縮を求めていた。
積極的な演奏だろうと、上品で繊細なコードの演奏だろうと、すべての音符を際立たせる。
骨の髄まで繊細でファンキー。

個人的な感想

ノブは圧縮具合に加えてトーンが変わってる。ひねるとドンシャリが目立ってくる。
コンプレッサというより系。12時以降はノイズも目立つ。

The Weapon 【Timothy Bailey Jr.】

コメント和訳

スラップ、跳ねた音へすべての音色を最適に強める。
High、Lowは穏やかに前に出し、パワーポップを作るために積極的に動く必要がなく、
グルーブを高めてくれる。

個人的な感想

ノブは圧縮具合に加えてトーンが変わってる。ひねるとドンシャリが目立ってくる。
コンプレッサというより系。12時以降はノイズも目立つ。

Straight Up The Middle 【Walter Barnes Jr.】

コメント和訳

特定の周波数領域で過度に働くことを有効にしない。
代わりに、均等にそして丸みを帯びたサウンドで、グルーブを高めるのに最適。

個人的な感想

ノブは圧縮具合とそれに伴ってか若干音量が変わる。
原音重視で、圧縮感が少なく持ち上がる感じで使いやすい。ノブはちょっと使いづらい。
抑えめなら結構気持ちよくかかるし、ピックでも指でもスラップでも万能な感触。
候補⑤



メモ
Threshold:かかるまでの閾値、音量差を小さくするなら大きめ
Ratio:潰し量、コンプ感出すなら大きめに
Attack:開始までの時間、コンプ感出すなら早め、早すぎると特色となる音色が潰れてが無くなる
Release:終了までの遅延時間、基本は早め、終わりで揺れるなら長めに
Knee:コンプがかかる折れ具合 丸くするか鋭くするか かかり始めの輪郭

音楽用イヤープラグ レビュー

最近スタジオやライブで耳が疲れる(長時間聴いているのが辛い、その後の耳鳴りが続く)ことが気になって、音楽用のイヤープラグ(耳栓)を使い始めた。
通常の耳栓とは違い、完全に遮音せず、音質を極力変えること無く、全体のボリュームを絞る、耳へのダメージが大きい帯域を絞る等工夫されている耳栓。

音を絞ることがもったいないような気がしていたけれど、使い始めたら気になっていたことがなくなって、より音楽を楽しめるようになった。

無くしたり、買いなおしたりで3種類試してみたので比較レポート、レビュー。

CRESCENDO イヤープロテクター Music

イヤーチップは固くもなく柔らかくもなく、カナル型のイヤーチップと同じ感触。遮音性は低め。
遮音度合いが変えられる、脱着式の樹脂チップのようなフィルターが付属する。
筒状のケースが付属するが、突っかかって取り出しにくいことが多い。
ミディアム、ラージが1セットずつ入っている。

個人的にはこれが一番使い心地がいい。
イヤーチップが硬すぎず、柔らかすぎず、フィルター無しなら遮音性も高すぎないからスタジオ等で使っても違和感なく、音を楽しめる。
値段も比較的抑えめで、楽器店の扱いも多いのもいい。

EarPeace HD

HDには遮音度合いが変えられる、脱着式の樹脂のピンのようなフィルターが付属する。
イヤーチップはかなり柔らかめ。遮音性はそこそこ。
筒状のケースが付属するが、突っかかって取り出しにくいことが多い。

柔らかすぎて安定しない、割と遮音性が高くて物足りなさを感じてしまう、フィルターが無いと耳に入れづらい、イヤーチップが耳の中で反転して大きい音・痛みを伴うことがある。
通常のカナル型のイヤーチップでも硬く感じる場合は適している。また、買うなら装着しやすいHD版をお勧めする。

Etymotic Research ER20 ETYPlug

比較的高価格帯のイヤホンも作っているEtymotic Researchのイヤープラグ。
ラージサイズとスタンダードサイズがあるので注意。

イヤーチップは硬め。遮音性も高め。
首からかけられるようにコードが付属している。付属のケースはガマ口で開けやすく扱いやすい。

岸田教団で使っているというのを目にして初めて買った音楽用イヤープラグ。
硬めのイヤープラグが少し痛く感じ、遮音性が高すぎてスタジオ等では物足りなさを感じてしまった。
ただ、固めが好きで遮音性を重視するなら適していると思う。